1616BBS 無料レンタル掲示板 空の下 人生の最後の歌?
今夜のコンサート。

私の前の座席には車椅子に乗った年配の女性(推定90歳すぎ?)

その女性を介助する65歳ぐらいのご夫婦らしき人とドクター&ナースらしき人。

車椅子の女性は毛糸の帽子に毛糸のセーター、毛布をぐるぐる巻きにして、付き添いの嫁らしき人はひざ掛けをかけてやったり、はずしたり。

息子らしき男性は水を飲む?としきりに聞いている。


*面倒なので、車椅子の女性→母親、息子、嫁、ドクター、ナースと書きます。

ドクター&ナースは時々、母親の様子を見ている。

コンサートが始まると母親は全身を震わせ泣きだしました。

介助している息子、嫁も母親を支えながら泣いている。

コンサート中も何度も涙をぬぐう1団。

アンコールになると母親は嫁に肩を抱かれながら、ヨロヨロと立ち上がった。

息子は母親の背後に回り、涙をこぼしながら母親の腰の辺りを懸命に支えていた。

その母親は、もう死ぬ間際なのかもしれない。

恐らく、母親は熱狂的なこうせつファンで、どうしてもコンサートに行きたいと言ったのだと思う。

体温も下がるほど死に近づいた母親の願いを叶えているのだろう?

息子も?嫁も?母親本人も?涙を垂れ流し、そして急を要したときのためにドクター&ナースをそばにつかせて、きっと人生で最期になるであろうコンサートを母親に見せているのだと思う。

その人たちの座席は通常は座席を設置されてないところに特別に用意されているのでした。


アンコールでどうしても立って応援したい母親を、息子夫婦が泣きながら支えてる。

立ち上がった母親も泣いている。


歌っている、こうせつさんに小さなメモがスタッフから渡された。

きっと、この人たちについてのメモだったと思う。

歌いながら、その異変を知ったであろうこうせつさんが、「みなさま、どうぞ座ってください」とステージから促した。


その母親たちもすぐさま座った。

すると、ドクターが母親の様子を静かに見た。

ナースも横目で様子を見た。

息子と嫁はドクターを見ると泣いたまま頷いている。

うつむく息子と嫁?

頭を上げなくなった母親?


母親が三途の川を…渡り始めたのだろうか?

アンコールが終わると、誰よりも先に、その1団はドアから出て行ってしまいました。


私は1団から数10センチ真後ろで見ているから一部始終、見ていた。

この人生ドラマに気づいた人は、数人しかいなかっただろうと思う。

切ない切ないコンサートでした。


人生の最後に聞く音楽。

私だったら何を聞くだろう?

何を聞きたいだろう?


…愛の賛歌…かな。

私は不器用ですから

愛は灰になるまでです。


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2017.10.01 Sun l 日記 l コメント (0) l top

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